第1話
Incredible始め方ガイド!言うだけでパソコンが動くAIって何?どこまで何ができる?
月末の金曜日、夕方。受信箱から今月の領収書を1通ずつ探し、PDFを保存して、ファイル名を付け直す。やることははっきり分かっているのに、手が足りない。キーを押して「今月の領収書を、ひとつのフォルダにまとめて」と話しかける。右の「見えない手」にあたるのが、Incredibleです。
連載中AIに道具をもたせる目で確かめる公式サイト ほかと比べる
Incredible(インクレディブル)は、キーを押して話しかけると、いま画面に映っているものを手がかりに、ブラウザやファイルやメールをあなたの代わりに操作する声のAIアシスタント。答えを教えてくれるだけのAIとは違い、パソコンの上で「手を動かす」道具です。呼び鈴で来てくれる、見えない助手の「白い手ぶくろ」。頼み方の型、止まる場所と任せてはいけないこと、お金の設計までを1話ずつやっていきます。
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このシリーズの「見取り図」。1話で1つの部屋を開けていきます。
Episodes
第1話から順に読むのがおすすめ。途中の話から読んでも、1話で完結します。
第1話
月末の金曜日、夕方。受信箱から今月の領収書を1通ずつ探し、PDFを保存して、ファイル名を付け直す。やることははっきり分かっているのに、手が足りない。キーを押して「今月の領収書を、ひとつのフォルダにまとめて」と話しかける。右の「見えない手」にあたるのが、Incredibleです。
第2話
おためしの初日。アプリを入れて、パソコンの許可を出して、最初のひとことを話しかける。それだけで初日が終わり、次の日は仕事が忙しくて、開かないまま過ぎていきます。1週間たって、ふと気づく。「何を試すんだっけ」。
第3話
月曜の朝。第1話で作った「頼みごと仕分けカード」を見返して、彼女は「任せてみる」の箱に入れた仕事をひとつ選びました。月末の領収書の整理です。さっそく頼みことばを書いてみます。「領収書、まとめておいて」。書いてから、手が止まりました。
第4話
来月の出張で泊まるホテルを、4つの候補から選ぶことになりました。1つめのタブで1泊の値段を見て、2つめのタブで口コミの点数を見て、地図のタブで駅からの距離を確かめる。3つめのホテルに移ったところで、1つめの値段が税込みだったかどうかを忘れています。
第5話
月末、請求書のPDFが、受信箱に30通たまっているとします。1枚ずつ開いて、日付と品名と金額を写していくと、15枚目あたりで、どこまで写したのか分からなくなることがあります。ダウンロードのフォルダには「invoice (3).pdf」「scan_0012.pdf」のような名前のファイルが並んでいて、どれが今月の分なのか、開いてみないと分かりません。
第6話
月曜の朝、受信箱を開きます。先週「あとで返そう」と思ったメールが、いちばん下に5通。どれも読めば返事はすぐ書けるのに、もう一度スレッドを読み直すところから始めるのが、どうにも重い。その上には、取引先との日程のやりとり。「木曜の14時でお願いします」と決まったのに、まだカレンダーに入れていません。
第7話
月曜の朝、9時すぎ。売上の表を開いて、先週の合計を探す。週報のファイルに貼りつけて、数字の桁を確かめて、チームに回す。毎週、同じ15分です。新しく入った人に任せようと思ったこともあります。でも「どの表の、どの列を、どこに貼るか」を書き出そうとすると、案外うまく言葉になりません。
第8話
展示会の翌週、月曜の朝。名刺を交換した40人に、お礼のメールを送らなければいけません。名前と会社名を差しこんで、1通ずつ少しずつ文面を変えて。手でやれば、午前中がまるごと消えます。確認カードが出たとき、見るのは1通目だけでしょうか。それとも40通すべてでしょうか。「いい」と1回答えたら、残りの39通はどうなるのか。
第9話 NEW
おためしの14日が、あと3日で終わる晩。料金ページを開くと、大きな字で「$50/month」とあります。月50ドルなら、チームの3人ぶんで150ドル。上司にそう書いて相談しようとして、手が止まりました。小さな字で「billed yearly」。月ごとに払うなら、1人59ドル。3人を1年なら、前払いで1,800ドルです。
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