第1話
Runpod始め方ガイド!高性能GPUを秒単位で借りるRunpodって何?どこまで何ができる?
来週の打ち合わせに、画像を作るAIで試作したイメージを何枚か持っていきたい。ネットで見つけた手順どおりに、ノートパソコンで動かそうとしました。ところが、1枚目の途中で画面が止まります。出てきたのは「メモリが足りません」という英語のエラー。では、GPUを積んだパソコンを買うか。一度試したいだけなのに、それは大きすぎる出費です。
連載中AIに道具をもたせる目で確かめる公式サイト ほかと比べる
Runpod(ランポッド)は、AIを動かす力持ちの計算機(GPU)を、秒ごとの課金で、使うあいだだけ借りられるクラウド。手元のパソコンでは力が足りないAIも、高いGPUを買わずに動かせます。中に大きなエンジンがすえつけてあり、シャッターを上げるとメーターが秒で回る「GPUの貸しガレージ」。お財布の守り方、注文口、はじめてのガレージ、荷物の置き場所、ガレージでの画像づくり、呼び鈴のエンジン、自分のAIを窓口に出す方法、お金と安全までを1話ずつやっていきます。借りたら、片付けるまでが自分の仕事です。
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Money
誰でももらえる無料の枠は、公式のページに見当たらない。前払いで「10ドルから」(プリペイド式のカードは1回100ドル以上)。入れたお金は返金も引き出しもできない。

Map
このシリーズの「見取り図」。1話で1つの部屋を開けていきます。

Episodes
第1話から順に読むのがおすすめ。途中の話から読んでも、1話で完結します。
第1話
来週の打ち合わせに、画像を作るAIで試作したイメージを何枚か持っていきたい。ネットで見つけた手順どおりに、ノートパソコンで動かそうとしました。ところが、1枚目の途中で画面が止まります。出てきたのは「メモリが足りません」という英語のエラー。では、GPUを積んだパソコンを買うか。一度試したいだけなのに、それは大きすぎる出費です。
第2話
本当に手が止まるのは、お金を入れる段階です。入れたいのは、ひとまず10ドルだけ。ところが、残高が減ったら自動でお金を足す、という切りかえがあるらしい。オンにしたら、カードから引かれ続けるのではないか。オフにしたら、残高が0になった日に、ガレージの荷物が消えるのではないか。
第3話
画像や音声を作るAIを、ガレージ(自分用に借りるGPUのサーバー)を借りずに少しだけ試してみたい。でも「APIキー」「1メガピクセルあたり0.0024ドル」と並んだ英語の説明書を前に、何から始めて、結局いくらかかるのかが分からない。単価の書き方も、画像は「メガピクセルあたり」、動画は「1本あたり」、音声は「1,000文字あたり」とばらばら。
第4話
ガレージを借りる画面の手前で手が止まります。並んでいるのは、RTX 4090、L40S、A100、H100……。どれにも「24」「48」「80」と、GB の数字が付いています。大きいほうが安心なのは分かる。けれど、大きいほど1時間の値段も上がる。自分が動かしたいモデルには、いったい何GBあれば足りるのか。
第5話
借りたGPUのサーバーを返したら、中に入れたAIのモデルも、作った画像も消えていた。次に借りるたび、何十GBものモデルを入れ直している。モデルをどこかに置いておけばいいのでは。そう考えて設定の画面を開くと、container disk、volume disk、network volume と、似た名前が3つ並んでいます。どれに置けば残るのか。
第6話
借りたGPUで、画像を作るAIを自分の手で動かしてみたい。けれど、どのボタンを押し、AIのモデルをどこに入れ、できた画面を誰が開けてしまうのかが分からず、手が止まっている人もいるはずです。では、注文口に好みのAIが並んでいなかったら。あるいは、部品を自分で組み替えながら、じっくり試したくなったら。そのときに出番が来るのが、ガレージ(Pod)です。
第7話
画像を作るAIは、借りたガレージ(Runpod の Pod)で動かせるようになりました。すると、隣の席の同僚から「それ、わたしのパソコンからも頼めない?」と聞かれます。ただ、頼まれるのは1日に数回かもしれません。24時間借りっぱなしにすると、計算上は1日で17.76ドルになり、そのほとんどが誰も使っていない時間の代金です。
第8話
公開されている言語モデル(文章を読み書きするAI)を、自分で選んで動かし、自分のプログラムやAIの道具から呼び出したい。ところが Runpod の説明書を開くと、vLLM、Flash、API、MCP と知らない名前が並び、どれから手をつければいいのか分からなくなる。どれも「Runpod で自分のAIを動かす」話に見えて、どれが自分の用事に合うのかが見えません。
第9話 NEW
先週、試しに借りた Runpod の GPU が、思いのほか役に立ちました。今週からは、ほかの2人にも使ってもらいたい。ところが、話し始めるとすぐに手が止まります。お金は誰のカードから出すのか。いま使っている合鍵を、チャットに貼って渡していいのか。料金ページの値段は安いほうと高いほうのどちらを見ればいいのか。使いすぎたら、どこかで止まってくれるのか。
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